基本機能

Poser 9をベースに、さらに多くの機能を追加

Poser Pro 2012には、Poser 9の基本機能のほか、次のような機能が搭載されています。Poser Pro 2012は、Poserの最上位バージョンです。

Queue Manager / ネットワークレンダリングキュー

複雑なシーンや長いアニメーションのレンダリングでは、ほかのコンピュータを使って時間と制作コストを節約することができます。スタンドアロンのQueue Managerは、ネットワークレンダリングキューの設定と管理、レンダリングジョブのネットワークへの分配、レンダリングジョブのスケジュール管理を行います。Queue Managerを使えば、分配したレンダリングを停止・再開したり、レンダリングをすべてスレーブマシンで行いながらマスターマシンで制作を続けたりすることができます。

バックグラウンドレンダリング

Poser Pro 2012でバックグラウンドレンダリングを行えば、個人でも制作スピードを改善できます。バックグラウンドでFireflyレンダリングエンジンを使ってレンダリングを行いながら、3Dシーンの編集を行うことができます。バックグラウンドレンダリング中も、別のシーンファイルを開く、プロジェクトを保存するなど、バックグラウンドレンダリングを中断せずにPoser Proでの作業を続けることができます。

64ビットFireFlyレンダリングエンジン

Poser Pro 2012にはMacおよびWindowsの64ビットFireflyレンダリングエンジンを搭載し、高性能な64ビットのオペレーティングシステムとハードウェアを活用します。64ビットレンダリングエンジンは、利用可能なシステムメモリを効率よく使って、とても複雑なシーンを可能な限り短時間でレンダリングします。Network Render Queueで64ビットレンダリングジョブを分散すると、さらにレンダリング時間を短縮することができます。

ハイダイナミックレンジイメージ (HDRI) 書き出し

HDRI出力で、鮮やかな画像を作成できます。HDRIは、非常に明るい陽光から非常に暗い影まで、現実の世界と同じく幅の広い輝度レベルを正確に表現します。Poser Proではレンダリングした画像をRadiance (.hdr) 形式もしくはOpenEXR (.exr) 形式でエクスポートすることができ、輝度、不透明度、反射率の範囲をより大きくコントロールできます。HDRIに最適化された出力を使えば、ポストプロダクション処理で、標準的な画像フォーマットでは対応できなかった、これまで以上に正確で柔軟かつ物理的に正確な画像処理が可能になります。

PoserFusionホスティングプラグイン

PoserFusionを使うと、3ds Max、Maya、CINEMA 4D、LightWaveのキャラクタアニメーションソリューションとしてPoser Pro 2012を利用できます。Poser Proに付属のプラグインをインストールすると、3D制作にお使いのアプリケーションでPoserのシーンファイルと3Dコンテンツを開いてホスティングすることができます。Poserシーンやアニメーションを組み込んで、リグを組んだ3DのPoserキャラクタをプロジェクトに追加しましょう。

ガンマ補正 / リニアレンダリング

ガンマ補正機能で、テクスチャやエクスポートする画像にガンマ値を指定して適用することができます。そのため、より正確な輝度でリニアレンダリングを行うことができます。ガンマ補正を使うと、入出力データに指定のガンマ値が適用されるため、モニタで見ている色と出力が合っていると確信できます。

テクスチャマネージャでは、テクスチャに個別にガンマ値を指定することができ、シーン全体のガンマ補正から特定のテクスチャを除外できるため、ディスプレイスメントマップや法線マップを扱うときに柔軟に対処できます。

Poserシリーズ製品の機能の違いの詳細は、機能比較表をご覧ください。